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トレードシフト、買掛金管理のAIオートメーション「Ada ™」の最新版のリリースを発表

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電子請求および買掛金(AP)ソリューション市場のリーディングカンパニーであるトレードシフトは、AIオートメーションサービス「Ada™」の最新版のリリースを発表しました。

グローバルな電子取引プラットフォーム「Tradeshift」を展開するトレードシフトは7月8日、AIオートメーションサービス「Ada™」の最新版のリリースを発表しました。買掛金管理において「Tradeshift Pay」ソリューションを使用する場合、支払い処理プロセスの自動化機能などをより効率的に行えるようになります。

「Ada™」の最新版では、マニュアル処理の場合と自動処理プロセスを比較し自動処理のパフォーマンスを測定し、最大限に効率化やコスト削減がなされた際の成果予測値を提供する「Automation Dashboard™」を搭載。請求書の仕訳入力履歴を自動学習し、次回の請求書を受領した際に学習された仕訳情報を付与することが可能です。

また、「Ada™」の最新版は、ユーザーの設定によりAIによる自動化処理の度合いを3段階(消極利用、バランス、積極利用)の設定から選択できる仕様を採用。自動化処理の活用度合いによって、AIで処理するレベルを調整できます。試験導入した企業においては仕訳作業の平均60%削減を実現。最大1ヶ月で約1週間分の作業(35時間)を節約できた事例もあります。

さらに最新版ではユーザー設定によりシステム処理をカスタマイズできる複数のオプションも提供しています。例えば、「Ada™」のルールエンジン「Ada Rules」を追加しました。「Ada Rules」は基準により処理を変えるルールを設定することで、やり取りがまれなベンダーからの非定型の請求書、異常な金額の請求書、国際的なコンプライアンス要件を含む例外的な請求書などへの対応を切り分けられます。

トレードシフトのアナリティクス・AI製品の開発責任者であるロイド・ハンフリーズは、「私たちは”ブラックボックス”の技術を信じません」と述べています。さらに続けて「サプライヤーに確実に支払いを行うための機械学習は、カーテンの後ろにコソコソ隠れるように秘密裏に行われることではありません。だからこそ、自動化ダッシュボードの透明性と「Ada™」の技術が、買掛金管理部門のメンバーがより有意義な仕事をするうえで重要なカギになると信じています。」

「Tradeshift Pay」の利用企業は、人為的ミスが発生しやすく負担の大きい買掛金管理部門の業務効率化を支援し、月に数万件の請求書を処理できます。調査会社アーデントパートナーによると、買掛金管理部門が例外画的な請求書の処理に費やす時間は、平均24%にもなるそうです。別の調査では、手動で入力された請求書の3.6%にデータ入力によるエラーが含まれていると報告されています。

「最も自動化すべきプロセスは、たとえばERPに請求書の仕訳情報を入力するなどの単純で労働集約的な作業です。熱心なデータ入力担当者でさえ、もっと価値のある仕事に時間を割きたいと思うでしょう。「Ada™」は、次のレベルに上がることを目指している買掛金管理部門の究極のパートナーです」とトレードシフトのCPO(Chief Product Officer/製品責任者)のラファエル・ベレスは語ります。

最新版の導入によって業務の自動化を実現することで、社内リソースをより価値ある仕事に注ぐことができるでしょう。