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HSBCとトレードシフト、業務提携により運転資本ファイナンスに革命を起こす

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ー 利用企業は、調達、買掛金管理、サプライチェーン・ファイナンスおよび決済をすべて1つのプラットフォームで管理することができるようになります ー

世界有数の金融機関であるHSBCと、世界最大の企業間取引プラットフォームであるトレードシフトは、あらゆるデバイスから自社のグローバルサプライチェーンと運転資本を1つのシンプルなオンラインプラットフォーム上で管理できるようにする戦略的パートナーシップを発表しました。

HSBCとトレードシフトは、バイヤー企業がすべてのサプライヤーから受け取る紙のサプライチェーンプロセスをデジタル化して自動化し、サプライチェーンファイナンスを一つの場所で管理できる統合ソリューションを開発しています。 このゲーム・チェンジャーとなるソリューションは、電子発注、電子請求、文書照合、早期支払いなどの利点を組み合わせて提供されるものです。

HSBCのグローバルトレード・債権ファイナンス責任者のVivek Ramachandranは、「我々は毎分100万ドルの取引をグローバルに処理し、その取引サイクルを通じて顧客を支援します。 HSBCがもつ広く深いグローバルな財務支援ネットワークを活かして企業のサプライチェーン全体に付加価値サービスを提供できるようになることで、他にないユニークな提案を作り出します。今回の提携により、当社の顧客はサプライヤーに競争力のある価格で資金を提供することが可能になります」と述べています。

トレードシフトのCEOで共同設立者のChristian Lanngは次のように述べています。「HSBCとのパートナーシップにより、サプライチェーンファイナンスなどの金融サービスを素早くシンプルに提供する革新的なサービスが誕生し、顧客に価値を提供することに興奮しています。世界に広がるHSBCのスケールと金融専門知識は、当社のビジネスコマースプラットフォームによって可能になるデジタルサプライチェーンプロセスから得られるメリットを増大させ、そのスピードを加速させます。」

サービスを利用する顧客にとっては、電子請求書を採用することで大幅なコスト削減が可能になります。 この革新的なソリューションは、透明性と可視性を劇的に向上させ、バイヤーとサプライヤーがリアルタイムで協力できる環境を作ります。 サプライヤーは最高レベルのオンボーディング(ネットワークへの参加とバイヤーとの接続)と迅速な請求書処理時間の恩恵を受けることになります。

Vivekは次のように結論付けています。「さまざまなクライアントからのフィードバックにより、企業は業務をデジタル化して自動化し、可視性を向上させ、リスク管理を強化し、効率を上げられる簡単で革新的なソリューションを待ち望んでいることがわかりました。 トレードシフトとのコラボレーションにより、顧客体験が大幅に強化され、サプライチェーン全体で運転資本ソリューションを適用しサプライヤーが運転資本を早期に改善できるようになります。」

HSBCとトレードシフトの統合ソリューションは、2017年7月から顧客に提供される予定です。HSBCは、2018年にプラットフォームを介して利用可能な運転資金ソリューションの範囲を拡大する予定です。

*2016年6月に発表されたとおり、HSBCはシリーズDの資金調達ラウンド中にトレードシフトの少数株主となりました。

HSBCグループ
HSBCグループの親会社であるHSBC Holdings plcは、ロンドンに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、北米、中南米、中東、北アフリカの70の国と地域にある約4,000のオフィスから世界中のお客様にサービスを提供しています。 HSBCは、2016年12月31日現在、資産2億3500万ドルを有する世界最大の銀行および金融サービス機関の1つです。

トレードシフトについて
2010年に設立されたトレードシフトは、バイヤーと売り手を結ぶ世界最大の企業間取引プラットフォームです。 トレードシフトは、190カ国の150万社以上の企業と提携し、毎年50億ドルの取引価値を処理しており、2,800万SKUを含む市場を持っています。P2P(調達から支払いプロセスの自動化)、サプライヤーエンゲージメントおよび金融サービスのソリューションを提供し、企業やパートナーがビジネスコマースプラットフォーム上でカスタムまたは商用アプリケーションを構築できるようにします。 トレードシフトはサンフランシスコに本社を置き、コペンハーゲン、ニューヨーク、ロンドン、パリ、蘇州、重慶、東京、ミュンヘン、シドニー、ブカレストにオフィスを構えています。

(原文: HSBCホームページ ニュースリリース )