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クラウドサービスは「大切なもの」を守ります

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インターネットが世の中に普及しはじめた時のことを覚えていましますか?

当時はオンラインショッピングの安全性を疑っていた人たちも、今ではアマゾンの小包が積み上っているのではないでしょうか。

クラウドサービスについてはどうでしょう。クラウド上に大切なデータを置くのは危険という理由で、多くの企業が社内でデータを管理しています。確かにセキュリティ面でクラウドベースのデータ保存には課題もあります。しかし、適切な予防措置を講じていれば、クラウドは逆にメリットをもたらしてくれます。

なぜなら、

1クラウドはコンプライアンスを向上させ

2財務データのセキュリティを強化することにもなます

からです。その理由についてお伝えしていきましょう。

 

数字で見るセキュリティとクラウド

まずは、クラウドコンピューティングがいかに馴染みのあるものになったかをいくつかの統計データから見ていきましょう。

企業がクラウドコンピューティングにかけたコストは、2010年には76.8億ドル(約9,216億円)でしたが、サーバーホスティングサービスプロバイダーのQuoteColoの解説画像によれば、昨年度は最終的に183億ドル(約2.2兆円)に達するだろうと言われています。

当然のことながら、最も急速に成長しているクラウド分野の一つはセキュリティです。QuoteColoによれば、経営者の94パーセントがクラウドアプリケーションにおけるセキュリティが強化されたと感じており、同様に中小企業経営者の91パーセントが、クラウドの使用によりコンプライアンスの質が上がったと回答しています。

 

クラウドがデータ・セキュリティを向上させる理由

クラウドによって金融取引データがより安全に保管される理由は、逆説的になりますが実はクラウドは安全性が低いという誤った考えを持った人たちがいるからなのです。

クラウドを嫌う企業は、クラウドは第三者が所有しているアプリケーションやサーバー等のオフサイトでデータを保存するため、攻撃に対してより脆弱だと考えています。しかし実際には、オフサイトでのデータ保存は最も安全な方法なのです。

その理由は次の通りです。

  • 厳密なアクセス要件

オフサイトでのクラウドアプリケーションは、オンサイトで保存されたデータと比べて、より一層強化されたファイアウォール、セキュリティプロトコル、アクセス許可が必要です。オンサイトでのセキュリティプロトコルは、時間の経つうちに脆くなる傾向がありますが、オフサイトのアプリケーションは、顧客の期待に応えるためにも厳しいプロトコルを維持する必要があります。

  • より高度なセキュリティ体制

クラウドプロバイダーによって保存されたデータ領域は、24時間体制のセキュリティの元に置かれます。オンサイトでは、あなたのデータが最も有能かつ過失の多い従業員のなすがままになっているかもしれません。

  • 頑強な脅威評価モデル

クラウドアプリケーションの使用は、同時に脅威評価モデルの開発に寄与します。脅威評価モデルの開発では、アプリケーション内の脆弱性を査定し、その強化のために常にそれらを破ろうとします。オンサイトのITチームで、ここまで継続した脅威評価モデルを提供できるのはほぼ一部に限定されるでしょう。

  • 利益

顧客を引き付けておくには、最高のものを提供しなければなりません。もともと顧客はオフサイトのセキュリティ対策を信頼していません。競争相手に顧客を取られないため、クラウドソリューションは顧客が求める最高レベルのセキュリティを提供しています。

 

クラウドはコンプライアンスを向上させます

企業は、州、連邦、および業界におけるデータ保護の規制に従わなければなりません。SOX法(米国で2002年7月に成立した企業改革法)の下で、それがたとえ第三者のプロバイダーにより発生した問題であっても、企業はデータ侵害や不正行為に対する責任を負わされます。そのためにクラウドコンピューティングの使用に怯えている企業もあるほどです。こうした企業は、すでにほとんどのクラウドプロバイダーがSSAE認定を獲得している事実を知りません。これは、保持するデータのセキュリティやプライバシー侵害など様々な査定を通過したプロバイダーにのみ与えられます。無事に査定に通ったクラウドプロバイダーを使用するのは、SOX法とのコンプライアンスを確保するために最も有効な選択の一つです。

財務データを保存する際に、社内セキュリティとクラウドアプリケーションとを比較するのは、家庭用防犯システムとフォートノックス(ケンタッキー州ルイスビル市に位置する極めて防犯体制の厳重な軍用地)を比べるようなものです。オフサイトに移動させることで、クラウドはデータを完全に外部から遮断するのです。

時代の流れによりクラウド移行を与儀なくされた企業とは違い、トレードシフトは元々クラウドから始まったという利点があります。当社のデジタルツールは、常にユーザーとパートナーの多様なニーズに対応・貢献しています。

 


トレードシフトは、あなたの「大切なもの」を守ります。